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10月27日

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尖閣諸島問題で「中国との戦争も辞さず」と言ったという石原慎太郎が、国政に復帰するとかいって都知事を突然辞任しましたが、

さすがに無責任すぎると思います。都知事とは、突然辞めても支障がないような軽いポストなのでしょうか。

彼がゴリゴリ押し進めていたオリンピック招致とかは、原発事故の国際的な風評もあってそもそも無理があり、頓挫するでしょうが、

これも早めに切り上げておいた方が無駄なお金が使われなくていいかもしれません。

わたしにとって、彼の功績はトラックの排ガス規制をしてくれたことです。バイク乗りとしては、これはかなりありがたかったです。

しかし、ここ数年は弊害のほうが大きくなってしまいました。国政に戻って自分が行きもしない戦争を勝手に始めるのは止めてほしいです。

 

話し合いで着地点を生み出す価値を知らない安倍自民党総裁は、ひたすら審議拒否を押し通し、国政の沈滞を悪化させるでしょうね。

財政再建も復興も2の次で、政権争いを優先するのを当然とするこの男、彼のどこに好感を持てばいいのかさっぱりわかりません。

まあ、近いうちに衆議院選挙をするとしても、右寄りの勢力ばかりが台頭してきているので、民主党か共産党くらいしか投票する先がありません。

「カッとなってなってやった。今は反省している」というのは、現代日本を象徴している言葉かもしれませんね。

しかしこのセリフは、国際社会では通用しません。本当はどの社会でも通用しない筈なんですがね。

日本では市民権を得ている節があります。どうなっているのでしょうか。

 

尼崎の事件とか、信じられないような事件が頻発しておりますが、政治においてもジャーナリズムにおいても、どこを眺めても

《日本人の劣化》、という言葉がどうしても思い浮かぶのは、私が歳をとってきたからでしょうか?

まあ、あまり他人のことばかり言えませんが・・。

ただ、自分を磨こうとせず他者を叩くだけの人ばかりになった社会が、国際社会でそれなりの地位を得るのは無理な話と思います。

これでは、他国と争うとかいう以前に、国内で自滅しかねない状況に思えてならないのですが・・・。